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校長挨拶

学校長

夢はかなうこともある。

 夢にはいろいろな夢がある。若人の夢、中年の夢、老人の夢。若い人の夢は明るく、未来に向かう。中年の夢は地に足がつき、現実的である。老人の夢は昔を懐かしみ、過去に向かう。中学生の皆さんは若い。明るい夢をもち、未来に生きてほしいと思います。
 この文章のタイトルは"夢はかなうこともある。"です。夢はかなうことも、かなわない時もある。そこで夢について考えてみよう。英明高等学校には夢がある。ドリーム・ハイスクールです。英明スタイルの夢は"小さな夢"から始まります。そして小さな夢が実現したら、中くらいの夢を。中くらいな夢が実現したら、より大きな夢をもち、さらに大きな夢へゆっくり、ゆっくり、少しずつ着実に近づいてゆく。この夢に"近づいてゆく"のが英明スタイルです。
 夢にはいろいろなものがある。短期的な学校生活の夢。修学旅行でディズニーへ、北海道、ニューヨークへ行きたいというのもある。中期的な進路や職業の夢。あの大学、この専門学校に進学したい。またあの会社に就職したい、親の跡を継いで…といったものである。長期的な夢は一生涯の夢、これは人の数だけあってほしい。夢の無い生活はさみしい。そしてたくさんある夢の選択肢の中でも、好きで永く持ち続けられそうなものを選ぶべきである。好きな夢や理想への努力は永続する。ながく努力を続ければ大きな夢が実現することもある。
 夢の実現をはばむものは何か。諦めることである。諦める原因はいくつかある。一つは選択した夢が大き過ぎたり、レベルが高すぎたりする場合である。それを考えて英明スタイルは"小さな夢"や"身近なレベル"から始まる。二つ目は夢についての基本的な考え方の違いである。一般的には夢の階段を頂上まで上ること、つまり夢の完全な実現を高く評価し、それ以下は志半ばで倒れたと考える人が多い。英明の考え方はそうではない。夢の階段を上ること自体を評価し、上ることに楽しさと喜びを見出してきている。志を完全に果たした人は立派である。その一方で志を半ば達成したら、そのことに満足することにも意義を認める。小さな夢を実現して、よくやったと自分で自分をほめる人もいて良いと思う。三つの夢の実現について述べたが、それぞれの人がそれぞれの考え方を持つことは良いことだと思う。
 夢について自分で考え、自分で判断し、自分で決意することはすばらしい。しかし、これは難しい。相談相手が必要である。自分の力に不安がある場合に、友達に相談する。これは自分と同じレベルの人に相談するということである。それより勇気を出して自分以上の知識と経験を持つ先輩や先生に相談し、指導してもらうべきである。さらにそれ以上にしてほしいことがある。あなた方の傍らには最良の相談相手がいる。家族です。なぜ家族か、なぜ親か、なぜ兄さん姉さんなのか。親に甘えて反抗したり反発したりはしても、皆さんが考える以上に親は立派で、人生経験も豊かです。その上、他の相談相手にはないものがある。それはあなたへの愛情です。家族の絆を大切にしよう。
 最後に皆さんにお願いがあります。高校受験に際して、英明高校を受験校の一つに加えてほしいということです。英明高校は皆さんの夢を実現する手助けをしたいと思っています。英明は皆さんの実力を伸ばす熱意と方法に自信を持ち始めています。"夢はかなうこともある。"英明で皆さんの夢の一歩を踏み出してほしいと思います。